そこかしこでオンライン。
企業のテレワークだけでなく、空手界を振り返ってみれば、動画投稿サイトには若い空手の先生が細かく、いっぱい色々な事を教えてくれてます。
勿論、これはとても良い試みだし、何しろ世は、非常事態。
三密だの、withコロナだのと、飛び交う言葉は、欲しがりません勝つまではと同様の意図で発信され、ああ、これは対コロナという戦争なのだと感じるわけです。
10年以上前にIT革命という言葉がありました。
皆の暮らしが格段に便利になるインフォメーションテクノロジー。
高度情報社会の推進。まさに未来の響き。
でね。良くなったんでしょうか。僕たちの生活。
かえって窮屈になってませんか。
LINEが普及する前は、メール。メールの前は電話。その前は手紙。
相手からの返信を一日千秋の思いで待つって、とっても大事な事だったようなきがして・・。
分からないことがあっても先生に聞くか、図書館にでも行くしかなくて。
今はスマホをちょっといじればなんでも分かっちゃう。
でも、なんかとっても時間にせかされていて生き急いでいる感じがしませんか?
結局のところ、自分の体や頭で理解したことじゃなければ役に立たないってわかっちゃいるけど、やめられない。
ちょっと時間があればネットをいじって俯いて・・。
空手って言うより、武道って、こういうのと真逆な時間単位の様な気がします。
効率が悪かろうと、信じるしかなくて、不安と反省を繰り返し、千日・万日と反復し、技と共に人間的に成熟を目指すってのが武道の醍醐味なんじゃないでしょうか。
そりゃ試合はあったほうがいいし、組手もやりたい。
でもね、こういう時だからこそ、こういう時にしか出来ない事もあるんじゃないかと。
今日のニュースにユニセフの調査で日本の子供たちが感じる幸福度が統計参加国中最下位だった出てました。
身体的な健康度は参加国中、最高。
なんか複雑ですよね。
でも何となく理解できます。
大人が幸福だって思えない社会なんですもん。
IT革命ってなんだったのか、もう少し考えても良いんじゃないでしょうか。
じゃないと、本物の空手が10年20年たったら無くなっちゃう。
コメントをお書きください